小・中学校向け電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」開発
GIGAスクール端末対応 教育ICTへの参入を企画からサポート
株式会社ポプラ社様
児童書専門の出版社として1947年(昭和22年)に創業した株式会社ポプラ社様は、「かいけつゾロリ」シリーズや「おしりたんてい」シリーズなどこどもに人気の本をはじめ、幅広いジャンルの書籍を出版されています。
ポプラ社様は2021年度より新たにこどもの学び事業「こどもっとラボ」を立ち上げ、教育ICT業界に本格参入しました。
テックファームは、「こどもっとラボ」発の小・中学校向けのGIGAスクール端末に対応した<本と学びのプラットフォーム>「MottoSokka!(もっとそっか!)」の構想段階から提案・参画し、要件定義・開発・保守運用を担当しています。
「MottoSokka!(もっとそっか!)」の第二弾サービス、調べ学習応援サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」の事例についてはこちらから
電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」とは
「 Yomokka!(よもっか!)」は、<本と学びのプラットフォーム>「MottoSokka!(もっとそっか!)」の第一弾サービスです。冊数制限のない電子書籍読み放題のサブスクリプション形式で、こどもたちが端末を使っていつでも、どこでも、思いのままに読書を楽しめます。 2022年度からの本サービス(有料)稼働に向け、2021年度はサービスローンチ記念として無料トライアルサービスを提供しています。
「Yomokka!」は、文部科学省が提唱する、小・中・高校に1人1台の学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを整備するとする「GIGAスクール構想」に対応した端末向けに提供されており、「朝の読書」の時間に好きな本を読んだり、授業中にクラス全員で同じ本を読んだり、休み時間や放課後、端末の持ち帰りができる学校では自宅で続きを読んだりと、こどもたちひとりひとりがそれぞれの好奇心に応じて読書を楽しむことができます。
主な機能一覧(2021年9月現在)
ポプラ社の電子書籍の閲覧(冊数制限なし)
読書した感想や自分の作った書籍のランキングを他のユーザーに共有できる機能
「きょうの1さつ」(ガチャを回して新しい本と出会う機能)
「自分の本だな」(自分だけの本棚を管理し、読んだ本の履歴を残していける機能)
朝日小学生新聞の「1面TOP」と「ニュースあれこれ」の閲覧
こどもたちの読書の傾向や閲覧状況を把握する機能(先生など管理者用の画面)
お客様のコメント
出版社である弊社にとって、未経験の教育ICTサービスを新規事業として立ち上げるということは、大変大きなチャレンジでした。
テックファーム様には、立ち上げ時のサービスデザインの部分から携わっていただき、全面的にバックアップをしていただいています。「あそびをもっと、まなびをもっと。」をコンセプトに、こどもの好奇心を育み自発的な学びの循環をサポートしたい、という弊社の願いにコミットし、並走していただいていることを心強く思っております。
現在も、「MottoSokka!」の各サービスは発展途上にあり、随時開発を進めております。出版業界でも類を見ないエポックメイキングな事業の今後に、ぜひご期待ください。
テックファームのソリューション
テックファームは、「Yomokka!(よもっか!)」の企画立案、要件定義、開発、保守運用を担当いたしました。
企画立案では、小・中学校の教育市場のニーズ調査やサービスコンセプトを設計。要件定義を主体的に提案しながらポプラ社様と共に機能を決定し、開発を進めました。単純な電子書籍閲覧だけではなく、楽しみながら学びを深められるような機能を設けるなど、小・中学生向けに特化したサービスとして構築しています。
今後も本サービスの保守運用や追加開発に加え、「MottoSokka!(もっとそっか!)」の第2弾サービスである、「総合百科事典ポプラディア」発「調べ学習」応援サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」の開発などを予定しており、ポプラ社様のITパートナーとして、新しいサービスの構築をサポートし続けていきます。
本サービスはAWS上のEC2、RDS、Lambdaなどのサービスを活用しています。