共同開発実績インタビュー・レポート
オフショア開発で大規模Webシステムのリプレイスを推進した秘訣とは
インタビュアー
アカウントマネジメント部 内田 有美
インタビュー対象
〜技術者の人間力育成に力を注ぐ〜
株式会社システムアイ
開発本部 部長 冨山
大規模なWebシステムリプレイス案件を抱えた当社は、その膨大な開発ボリュームに対応可能な開発体制を確保しようとパートナー検討を続けました。結果として「国内ではこの規模のリソースは確保出来ない」と判断したため、Webフロント、サーバーサイド実装で参画いただいていた システムアイ社 へオフショア開発を相談。
既に参画いただいていたことで、仕様や実装方法の確認を全て行う必要がないため、円滑なベトナムでのオフショア開発をスタートすることができたようですが、成功の秘訣はそれだけでは無いようです。
密なコミュニケーションこそが
安定開発につながる
ベトナム開発拠点への指示担当(ブリッジSE)ギア氏:
「テックファームの方々は、いつでも相談に乗ってくれるので業務を推進するにあたり安心感がありました。依頼内容や言葉の意味を私がうまく掴めなかった場合でも、別の言いまわしにする・別の表現に改める等の工夫を凝らしていただけました。それでも正しい理解が出来ないような時は別途資料を作成していただき、優しく丁寧にコミュニケーションを取っていただけたため非常に助かりました。」
オフショア開発を成功に導くためにとても重要な要素を「密なコミュニケーションのやり取り」と考えていたギア氏は、当社の親身な対応に非常に満足されている様子でした。
オフショア開発では、コミュニケーション不足が懸念されますが、その点に関してはいかがでしたか?
内田
エンジニアを尊重し、
寄り添う姿勢に相互に感謝
システムアイ社 開発ディレクター 宮野氏:
「他社と大きく違うところは、若手エンジニアの意見も尊重し、正しく評価してくれる点だと思います。若手だからと言って買い叩かれるようなことは一切ありませんでした。若手なので経験こそありませんが、作業はしっかりと行っており、テックファームはそういった点を正しく評価していただける為、感謝しています。」
ギア氏:
「仕事の遅れが発生した場合でも、正当な理由・説明があれば納得し、前向きな形で進めていけるようなチームづくりをしていただけたのは嬉しかったです。」
オフショアという体制でプロジェクトを成功させることができた背景には、お二方が笑顔で話してくださったような工夫や気配りがあったからこそだと感じることができました。
私は、入社以来「当社は創業時から開発技術・技術力・技術者を大切にする会社です」「当社はエンジニア1人1人を大切にする会社です」とPRをしてきましたが、その対応がパートナー様の技術者に対しても変わらず実践されていることを目の当たりにし、当社の”社風”に自信と誇りを感じました。
当社の協業スタンスについては、どのような印象を持たれましたか?
内田
オフショア開発に今後もチャレンジ!
川上:
「今回の事例も活かし、オフショア開発に継続してチャレンジしていきます。」
システムアイ社 代表取締役 葛川氏:
「テックファームはエンジニアにとって非常に魅力的なプロジェクトを多数保有しているので、今後も取引を続けていきたいです。」
業務を通じ日々強くなる現場スタッフ間の信頼関係こそがオフショア開発を成功させる秘訣であり、パートナーとしてより強い結びつきになっていると感じることができた対談でした。
今後の展望について、どのようにお考えでしょうか?
内田
インタビュー協力企業
株式会社 システムアイ(神奈川県横浜市)
URL:https://systemi.co.jp/
「突発的な仕様変更」その依頼方法に
隠れた配慮があった
当社 開発本部チームリーダー 川上:
「当初依頼していた作業とは別の追加作業が発生した時も気軽に受けていただけたので、非常に助かりました。」
ギア氏:
「いえいえ、突発的な追加業務に対しても、こちら側が受託しやすいよう配慮して依頼を出してくれているので、とてもありがたいです。」
どのような事に配慮して依頼をされていたのでしょうか?
川上:
「依頼の仕方を少し意識するようにしていて、いきなり”これやって”ではなく、”こういう風にできますか?”と、相談ベースでコミュニケーションを取りながら依頼するように心がけています。」
“指示”になりがちな依頼内容を”相談”としてコミュニケーションを図ることで、押し付けられた感覚を取り除く工夫がされていたようです。また、ギア氏と毎日顔を合わせて仕事をする期間を意図的に設けることで、パートナーシップの基盤を強固にしていたという工夫も、コミュニケーションを重視している私たちテックファームらしさであると感じました。
システム開発には、仕様変更や機能追加はつきものですが、このプロジェクトにおいても仕様変更が頻繁に発生していたと伺っています。どのように乗り越えられたのでしょうか?
内田